リサーチエンジン界のGoogle:データビジュアライゼーションの検索サービスGraphiqが質も量もスゴイ
「えっ!いつの間にこんなサービスが生まれていたの!?」
と、久しぶりに驚かされたのは他でもない、今回紹介するGraphiq(グラフィック)というサービスのこと。
いわゆる"データ"を"可視化(ビジュアライズ)"したコンテンツを提供してくれるサービスの一つですが、コンテンツの質と量が今までに見たことのないレベルですごいんです。
公開されているコンテンツの例はこんな感じ。
これはUSの媒体別楽曲売上の推移。近年の有料サブスクリプション方式(薄いピンク色)の売上シェアの伸びがすごいですね。
Graphiqとは
Graphiqは2010年にKevin O'Connorが立ち上げたUSのベンチャー企業であり同名のサービス。
世界中の信頼できるデータソースから情報を集約し、グラフやマップなど様々な方法で可視化された図(ビジュアライゼーション)を提供しています。
主な特徴
- Pre-Designed: 10 billion visualizations at your fingertips
(100億のビジュアライゼーションがすぐに使える) - Authoritative: built upon the world's deepest knowledge graph
(どのグラフも信頼できるソースを引用している) - Live-updating: as the data changes, so will the visualization
(データの更新の都度、グラフも更新される) - Embeddable: integrations with leading content management systems
(サイトに埋め込める) - Responsive: on any device and browser
(どのデバイス、ブラウザでも閲覧可能)
ヴィジュアライゼーションの例
テーマも多岐にわたっていて、上述の音楽産業の他、
Brexitの結果とか
日本の輸入品目内訳であったり、
Alphabet(Google)の株価なんかも
まるっと見やすいグラフにしてくれています。
さいごに
創始者のO'Connor氏はこのサイトを、検索エンジン(サーチエンジン)や、Yelpなどの口コミ形式のサービスにつぐ第三のエンジン「調査エンジン(リサーチエンジン)」と表現しているようです。
The site attempts to bridge the gap between search engines like Google and review-type services like Yelp. O'Connor describes it as a "research engine."
今後も気づいた点があれば追記しようと思います。
【出典・リンク】